●私は、「平和安全法制」の法案に関する衆議院の全ての審議(本会議、平和安全法制特別委員会、憲法審査会、参考人質疑)の審議記録を精査し、論点と問題点を整理しました。
●それを他の方にも説明できるよう、この資料を作成しました。どんな法案で、なにが問題なのかを知るきっかけになってほしいと思います。
参考情報:
たとえば、委員会審議が午前9時から午後5時まで行われた場合、その議事録の字数はざっと14万字以上(原稿用紙350枚以上)になります。
これをすべて文字起こししたり、数カ月後に公開される議事録を読み込んだりするヒマはありませんでした。
方法としては、インターネットの国会中継を聞き、論点(質問と回答)が出されている部分(時間)をピックアップして、そこを集中的に聞いて文字起こしし、質問と回答の内容を要約しました。
さらに、数カ月の審議期間をかけて論点データを集めたのち、テーマ別に整理集約し、この「論点整理」の原稿としました。
>>安保法審議の議事録の例(平成27年8月4、衆議院)
実際の国会審議で話される日本語は文法のミスも多く、挿入語も多く、非常にわかりにくい上、政府答弁者は意図的に「回答を避ける」「同じ言葉を繰り返す」
「論点をずらす」「聞かれないことを長々と答弁する」など戦略的に行っているため、論点の追跡が困難な場合も多々あります。
【関連ブログ】「安保論点」に問題点が多い理由
その場合は、政府答弁から、質問に対する回答部分(もしあれば)を抽出して、この論点整理に書きました。